むやみな自然破壊が進み、地球の将来が持続できない危機にある今、ようやく私たちは「健康って何?」「豊かさって何?」という疑問を抱き始めました。工学はQOL(Quality of Life:生活の質)の向上が目的の学問ですが、20世紀は大量生産と大量消費を文明だと勘違いし、ひたすら『物作り』を追及してきました。そのためQOLは低下し、『?』だらけの世界になってしまったのです。価値観のターニングポイントで『?』の答えを探ること。それが今望まれている工学の姿です。あるべきQOLを実現すべく、本コースは生まれました。スポーツマンの君、福祉に関心を寄せるあなた、次世代の工学を一緒に学びましょう。
工学部卒業=製造業はもう過去の話です。平成14年度理工系卒業者の就職先トップはサービス業なのです。量から質へと文明が急カーブを切り、2・5次産業と呼ばれる全く新しいサービス業が誕生しています。文系では歯が立たない次世代サービスエンジニアへの道を、本コースの卒業生がぜひ切り開いてください。


何を目的にした
コースなのですか?

主にどんなことを
学ぶのですか?

高度で発展性のある生活環境を維持しようというのがウエルネス(wellness)です。単なる病気に対する健康(Health)とは違い、人と人、人と社会、社会活動と自然環境、等々の調和を第一にした健康の考え方です。ウエルネスをベースにした『環境造り』の知恵と技術を身につける。それがこのコースの教育目的です。 自然環境の現実を知ると共に、生命や社会システムを広く学びます。また人が自然と共生する価値を知り、資源やエネルギーをめぐるコミュニケーションの方策を修得。希望進路で、持続的社会の健康を追及する履修モデル(ウエルネスサイエンス)と、環境をより深く学ぶ履修モデル(環境計測)とが選択できます。
学ぶ環境や設備は
どうなっていますか?

実社会ではどんな方面に
進むのですか?

ソーラーシステムや屋上植物園を配備した実験棟は開放感あふれる学習環境を誇ります。実験だけでなくマンツーマン教育を可能にする「あなたの場所」を確保。もちろん国内有数のコンピュータ設備のメディアセンターや環境工学実験棟、トレーニングジムも共通設備・施設として利用できます。 ウエルネスサイエンス履修モデルコースは、今後益々需要が増える健康・環境・福祉産業でのサービスエンジニアや、環境政策を得意とした公務員へ道を拓きます。環境計測履修モデルコースはサービスエンジニアとしてはもちろん、環境計量士や公害防止管理者などのより専門性の高い環境スペシャリストも目指せます。